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飲み会とかオフ会、メール、ステカム・・・・その中でちょいちょい出る話題。


「調色ってどうやってます?」


「何処のカラー使ってます?」




今回はそんなお話。


Q.道具は何使ってますか?

いままでで約50体完成品を作ってみて、自分の使い方にはこれがあってるかなぁ・・・と思ったモノを使ってます。
エアブラシはクレオスの0.3mmWA×2と0.4mm(SA)です。タミヤの安い奴も使います。
溶剤はメインがガイアノーツのブラシマスターで、フィニッシャーズの特殊塗料はピュアシンナーです。
メタリックマスターもたまに使います。この溶剤はガイアのメタリック系と合わせると、撹拌した時に粒子が舞うように馴染みます。



Q.「何処のカラー使ってます?」

どこのでもなんでも使います。
カラーは先日数えたら在庫が100本超、調色済みの塗料が30本ありました。いつの間にこんなに増えたんだろう…

好きなのはガイアカラ―。
色がわかりやすい、作りやすい、塗りやすい。
基本色の大瓶出してくれたらいいのになぁ。



Q.基本色?塗料特性?よくわからん。。。

基本色は各メーカーが出してる「ラインナップの基準となる色」だと解釈しています。

例えばガイアノーツだと

白:ピュアホワイト 
黒:ピュアブラック
茶:ナチュラルブラウン 
桃:ブリリアントピンク
赤:ブライトレッド 
橙:ピュアオレンジ
黄:サンシャインイエロー
緑:ビリジアングリーン
青:ウルトラブルー
紫:パープルバイオレッド


・・・ここら辺りが基本色ですね。色の3原色以外にもあるのがポイントです。
ピンクや紫といった色にも基本色があるのは、おそらく顔料の種類が違うんでしょうね。
理屈で行けば赤に白足したらピンクですが、それだとパステルピンクになるだけで鮮やかなピンク色にはならない。
だから鮮やかなピンクの顔料を使った基本色のピンクが要る、って事なんだと思います。

塗料特性って言うのは、
顔料・染料と言う塗料の素材による特性を指す場合(さっきのピンクの話)と、
塗料の特徴を指す場合があります。(↓例文)

例えば、クリアーレッドとクリアーイエロー、クリアーブルーを同量混ぜたとしてもクリアーブラックにならないと言う事ですね。

クリアーの赤ってやたらと色が強くて、黄色は逆にもの凄く弱いんです。
なので、青を基準として赤少なめの黄いろ多めでやっと黒になる、こう言うのが塗料特性のひとつです。

色の強さって言うかなんというか…うまく言葉にできないんですけども…勉強不足ですいません。
ちなみに、緑系塗料は強い色が多い気がします。なかなか色が変化しない。顔料が強いのかなぁ。


Q「調色ってどうやってます?」

最近はメイン色を決めて、色の源や純色シリーズで調えています。
あと、面倒ですが塗料を大びんに移した後、2.5倍に薄めてから色を作っています。
その方が微調整しやすい、って言うのが理由です。
原液のままだと1滴の分量が多すぎるように感じたので…

これをやるとアホほど大瓶を使います。お財布と収納に優しくない。




Q.色の作り方(使い方)が分かんないんだけど、どうするの?


とりあえず、僕も色彩検定の有資格者なのでその知識はそれなりに使ってます。
けど、ファッション(美容)に使う目的で勉強してたので塗料特性とかそう言うのは実際経験して覚えました。


その上で、「どうやるのか」って言うと、

「自分の欲しい色を決めて、それに近い塗料を調えていく」

って言う方法が僕は一番やりやすく感じました。



どこかの雑誌にもありましたが、塗料の場合色の3原色さえあれば何でも作れるわけではない(※)ので、
ある程度塗料を買い揃えられるのならそれに越した事は無いと思うんですよ。
ビン生で思い通りの色があればそれが一番綺麗ですし。
(※基本色とされている色でも、様々な色が混ざっている事が多いのです)

ただ、その「欲しい色がどれなのか」って言うのが一番難しい所で、僕もこれが毎回時間のかかるポイントです。
でも、ここの色を作る過程って言うのが個人的には楽しい時間でもありますw

最近はある程度塗料の名前や特性が一致してきたので、自分の中で基準色を作ってそこから色を調節しています。


例えば、ジョニーライデンの赤。
P1080112.jpg


この赤を作りたい場合は
MGの指定色だと
シャインレッド(60%)+ホワイト(20%)+イエロー(10%)+ニュートラルグレー(10%)
となっています。

シャインレッドはクレオスで一番鮮やかな赤。
それに白を足して明度を上げ、
黄色を足して色相を黄色方向に振り、
ニュートラルグレーで彩度を落としています。


それ「赤」じゃん。「真紅」じゃないじゃん。
なんかよくわからんカラーレシピだと個人的には思いました。

僕のイメージでは真紅って言うのは「重い鮮やかな赤」だったので、
黄色と白が混ざった「軽い赤」はイメージと違います。
目指すは箱絵の赤、真紅が目標です。


そこで、黄色の入って無い濃い赤を探しました。
で、見つかったのがガイアの「プレミアムレッド」とフィニッシャーズの「ディープレッド」。
ディープレッドはフィニッシャーズで一番濃い赤だそうです。
プレミアムレッドは鮮やかな顔料系クリアー塗料、との事だったので少々使いづらい・・・。

そんなわけで、今回の基準色はディープレッド、赤味を足す為に使用するサブでプレミアムレッド、となりました。


それで、ディープレッドを試しに塗ってみると、確かに濃い赤なんだけど「真紅」ではない。「重さ」が足りない。

重さってどうやって出すんだろう?と考えて最初に思いついたのは黒を足す事でしたが、赤は黒に弱いのであっという間にどす黒くなる可能性があります。
要するに「色が濁る」って事です。
濁ると「重い」じゃなくて「汚い」色になってしまいます。

そこでヒントを探すために言葉の意味を調べてみました。


「真紅≒クリムゾンレッド=濃く明るい赤色で、若干青みを含んで紫がかった赤」(カラーブックより抜粋)


と言う事がわかりました。(昔勉強してたはずなのに忘れてたw)


分解すると

「濃く明るい」「若干青無を含んで紫がかった」「赤」

となるので、濃い赤であるディープレッド(プレミアムレッド)に青を足したら良いんじゃないか、と言う推論がたちます。


ただし黄色や白などの他の色は一切足したくないので使うのは青系の塗料じゃなく、純色or色の源シアンで青を足していくわけですね。理由は上で説明した通りです。


で、出来た!と思って色を塗ってみたものの、鮮やか過ぎる…(目が痛い)


なので、少しだけ濁って欲しいので最後に極々少量の黒を足して明度と彩度を落として・・・


org85873_0_595789.jpg

完成です。


こんな風に色々と面倒くさい事を考えながらやってますが、本人はこれを楽しんでやっております。
病気なんです。ええ。

でもこうやって色々考えて作った色は、作った本人でも再現するのが不可能な「オンリーワン」の色が出来上がります。
「オンリーワン」っていいですよね。≒ナンバーワンですからねw


ちなみに、配色パターンなんかは理論の蓄積とセンスによるところが大きいので、試行錯誤をするよりロジックを学んだ方が早いと思います。

色彩学んでもいいですし、カトキ本の巻末についてるかカラーパターンをパクるとか色々方法はあります。
ただ、厳密に言うとでっち上げである色彩学は、理論的に完全ではありません。
なので、理屈に合わないけどハマって見える色、と言うのもあるにはあるんです。

だから、ガチガチに理論で固めるよりは多少いい加減にやった方が面白いんじゃないかなぁ、と言うのが僕の考え方です。

考えるのが嫌な人は、パターンブックなんかも売ってますのでそれとか面白いですよw

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コメント
この記事へのコメント
調色は最近やっと興味が湧いてきた部分なので、参考になります!
僕の場合は根性ないので試すのが苦手なんですよね・・・。正確には失敗が怖い・・・。
なので、ロジックから入るのは賛成です!(⌒~⌒)
ウチにもデザイン関係の本は沢山あるんですが、なかなか身に付きません・・・。
勉強になりました~。
2011/09/02(金) 21:42 | URL | ガンプラ好きなお父さん #-[ 編集]
こんばんは~

色の濁りについて~なるほど…説明し難い内容の解説、勉強になりました。

私の場合…如何に蛍光塗料で明度を上げ色抜けを良くするか?を常に考えます。
基本色を作り…どの蛍光塗料を使えば…脳内でイメージした色を再現するため必要な三パターンくらいの調色比率を自動計算します(笑)

採用されるのはかなりの確率で一番極端な比率になります。
塗料調色のイメージは…集中して打ち出す最小限の波紋(ジョジョ~なワケ)
大量に作らずあまりぶち込まず少しずつ様子見で勇気を持って止める

後は塗った後の塗料表面の沈澱による変化と酸化の停止(クリアー掛け)

例えば…自動車の黒も漆黒の黒っていうのはなく微妙に赤に振ってあるのもあれば緑に振ってあるのもあります!

美しいと感じる色はレシピの基本色の見事さと言えると思います。
2011/09/02(金) 23:17 | URL | ブレキャミ #-[ 編集]
とても参考になる記事ありがとうございました。これまでの美しい発色は、
行き当たりばったりではないんですね(当然ですよね)。
私もいつも調色には悩まされています。
コレッと言えるような自分的に納得できる色ってなかなかできないんです。
もう少し、頭を使って調色してみようと思います。

基本色をブラシ濃度にしてから調色するっていうところが、
私と共通項だったのがすごくうれしかったです。
微妙な調整がしやすいですもんね。

勉強させていただきありがとうございました。
2011/09/03(土) 22:49 | URL | ツヨ #-[ 編集]
>ガン父さん
ガンダムカラーに白足すだけでも大雰囲気変わって面白いですよw
塗料を薄めてから調色すると、かなり失敗が減りますのでお勧めです。

>ブレキャミさん
僕は蛍光塗料は褪色するのであまり得意ではないのですが、そう言う考えで使われるんですねぇ。勉強になります。

>自動車の黒も~
黒って奥が深いですよね。
個人的には紫がかった黒が一番好みです。漆みたいな色の黒ですね。

>ツヨさん
そうですね~、試行錯誤やってる時に偶然上手くいく事は多いですw

>自分的に納得できる色
画材店などに1000円しないくらいで
配色カードと言うのが売っているのですが、それを使って近い色を探すといいかもしれませんね。
あとガイアの純色シリーズお勧めですw


皆様、、長い記事を最後まで読んでいただき、さらにはコメントまで下さって本当にありがとうございました。
2011/09/05(月) 02:32 | URL | しま #L8Zvtm4s[ 編集]
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